ビル・ゲイツの先見性について
こんにちは。
今回はビル・ゲイツの話をしたいと思います。
ビル・ゲイツというと、MicrosoftやWindowsの印象が強いと思いますが、
最近はビル&メリンダ・ゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation; B&MGF)
という組織を運営しており、公益性の高い事業に取り組んでいます。
ゲイツ財団で取り組んでいる事業の中でも特に力を入れているのがヘルスケアで、
アフリカでエボラ出血熱の拡大防止に尽力する等、大きな成果を上げています。
こういった経験もあり、ビル・ゲイツは2015年に次のような発言をしています。
もし1千万人以上の人々が、次の数十年で亡くなるような出来事があるとすれば、それは戦争では無く、ウイルスが原因である可能性が高い(TED 2015より引用)
是非、TEDをご覧ください。8分程度なのでサクッと見られます。
2000年代においてもSARS(2003年)やMERS(2012年)等、
感染症の流行がありましたが、
ビル・ゲイツが懸念していたような流行にはなりませんでした。
しかし、今回のコロナウイルスは、
不幸にも彼の懸念が現実のものとなる可能性があります。
米国では既に450万人が感染し、15万人近くの人が死亡する等、
収束の目処が立っていない状況です。
ビル・ゲイツにとって、ヘルスケアは未知の領域だったと思いますが、
世界を俯瞰し、様々な問題や懸念をいち早く察知し、それに向けて動けるという
彼の先見性は本当に素晴らしいと思います。
そもそも、1975年にMicrosoftの起業した時にも、
約20年後に到来するパソコンやインターネットの普及を見越して動いています。
今ある技術とその発展性、将来起こるであろう社会の変化、新しく生じる課題を見つめ、
それらを結び付けて考えられる能力は、ビル・ゲイツの最大の強みだと思います。
そのためのインプットとして、膨大な量の本を読み、人と話したりしていますが、
彼の日々の過ごし方については、Netflixの番組で紹介されているので、
是非、見て頂ければと思います。
彼のレベルには到底及びませんが、世界をより良くするするために、
自分にできることを考えたいと思います。
それでは。
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド
- 発売日: 2019/01/01
- メディア: Kindle版