裏付けのない成功は危ない
多くの人が良い評価/成績を取ることを目標として、
仕事や勉強に取り組んでいると思います。
(良い仕事をすると高い評価が得られる、という前提ですが。)
そのような中で、自分が思ったよりも評価が高かったり、
何故か良い成績が出てしまったりすることがあると思いますが、
そのような成功体験は長期的に見ると、とても危険だと僕は考えています。
なぜそのように考えているかというと、
裏付けのない成功体験によって、自分の実力を過大評価してしまい、
本来は反省すべき点を見落としてしまったり、
成長に必要な努力を怠ったりする場合があるからです。
ファーストリテイリングの柳内さんも書籍で書かれていますが、
基本的には成功したことはすぐに忘れて、
自分がまだ手を付けたことのない仕事や、苦手な仕事に注意を向ける方が
長期的には成長できると思います。
もちろん、自信をつける意味で、ある程度の成功体験は必要だと思いますし、
評価が低いままだとモチベーションの維持は難しいでしょう。
また、こうすれば上手くいくはずだ、と考えて実行した結果、
素晴らしい成果が出た、というように、
自分が確信を持って成功できた体験もとても大切です。
しかし、その成功体験に執着してしまうようだと、悪影響があると思います。
(正に今の家電メーカー等はその良い例でしょう。)
成長するためには、
ある程度の自信は持った上で、自分はまだ未熟だと反省する姿勢を持つ、
という絶妙なバランス感覚を持つ必要があります。
何となく物事がうまくいってしまう、というノっている状態というのも大事なのですが、
何故うまくいっているのか、という分析を心がけるべきだと思います。
自分の実力を把握しないまま、物事を進めてしまうほど怖い事は無い、
と思ったので、エントリを書いてみました。
それでは。