大学による企業の評価にどのような意味があるのか?
昭和女子大学が学生にお勧めの企業を公表したそうです。
東京新聞:<はたらく>大学認定「ホワイト企業」 タイプ別に実名「お勧め」:暮らし(TOKYO Web)
このニュースを見て、少し違和感を覚えました。
それは、
働く場所を第三者に評価してもらい、その評価に従って自分の働く場所を決める
ということに対する違和感です。
個人的には、誰がなんと言おうとこの会社が良い、と思う場所で働くべきであって、
会社が大学から評価されている、という理由で決めるべきではないと思います。
(もちろん参考程度に見るのは良いと思いますが)
同じ現象は受験の時の志望校選びにもあると感じています。
本来はこういう分野の勉強をするのであれば、この先生に師事したい、
だからこの学校を受ける、という選び方が良いと思いますが、
実際は有名校に入りたいとか、就職時に学歴があった方が有利という、
何の為に学校に行くのだかよく分からない状況が生まれていると思います。
会社で働く時間は、大学卒業後の人生の中でかなり大きな割合を占めると思いますが、
その会社を選ぶ時の判断基準が「大学による評価が良かったから」
という理由だとすると、入った後に苦しい思いをする可能性があると思います。
大学による評価のみを判断基準にして選ぶ人はいないのでしょうが、
しっかり自分の頭で考えて就職先を選んでいただきたいと思います。
それでは。
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