orangeKid's blog

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英語が国際的な公用語なので英語圏の人は損をしているかもしれない

 

昨今、至る所で英語への対応が議論され、

小学校に英語の授業を導入するとか、社内の英語公用語化とか、

色々なアイディアが出てきています。

 

僕は単純なので、母国語が英語の人たちはこんなこと考えなくて良いから楽だな、

と考えていたのですが、そうでもないのかもしれないと思い始めました。

 

 

最近、仕事で外国人の方と打ち合わせをする機会が多いのですが、

当然、基本的には英語でのディスカッションになります。

 

しかし、そのような中でも、

微妙な内容や相談事は、その場で日本人同士で日本語で話しますし、

相手が英語圏では無い人、例えばドイツ人の場合、

相手も同様に、たまにドイツ語で議論をしていたりします。

 

この行動は、相手が自分たちの母国語が分からない前提があるから成り立つわけですが、

アメリカ人の場合、仲間同士が英語で議論した時には、

注意しないと相手に会話の内容が通じてしまう可能性があります。

 

英語圏の人はわざわざ英語を学ばなくて良いというメリットはありますが、

逆に、自分たちだけの言語を持たないことのデメリットもあるのではないでしょうか。

 

交渉の場では特にそうですが、

仲間とは話したいけど、相手には聞かれたくない場合は多々あると思いますし、

サッカーのような国際的なスポーツでも、

味方には指示を出したいけど、相手には知られたくない場合は多いでしょう。

 

そういう時に、自分たちの言語によって話せることのメリットは結構大きい気がします。

 

 

英語が母国語ではないことによって損をした気になる人も多いと思いますが、

前述のように考えると、悪いことばかりでは無いと思えるかもしれません。

 

とはいえ、海外の人と話す時には、母国語+英語の組み合わせは必須ですし、

欲を言えば第二外国語ができるとさらに有利に交渉できるので、

結局、英語は勉強しないといけない、という話になります(笑)

 

まあ、海外の人と話すというのは、誰にとっても大変です。

 

まずは英語を頑張りましょう。。。

 

それでは。

 

 

英語が苦手な大人のDSトレーニング もっとえいご漬け

英語が苦手な大人のDSトレーニング もっとえいご漬け

 

 

もし全ての職業の給与が同一だとしたら

 

Newspicksで以下の記事を読みました。

もうお金でモチベーションを上げるのは不可能「僕らはお金を入れたら動く自動販売機じゃない」|リーディング&カンパニー株式会社

 

「働く理由をお金に求めない」というのが記事の要旨ですが、

今の自分の仕事にモチベーションについて考えるのはなかなか難しいことです。

 

今までの自分の経験、金銭事情、人間関係等を考慮すると、

自分の仕事のモチベーションは「その仕事に対するやる気」以外にもたくさんあり、

様々なものによってモチベーションを維持していることが分かります。

 

そこで、モチベーションについて考える方法の一つとして、

仮に全ての職業の給与が同一だったとしたら自分がその仕事を選ぶかどうか、

という考え方を提案してみたいと思います。

(色々な前提をすっ飛ばして考えてみてください。)

 

 

仕事をする上での苦労や努力に差はあるものの、得られる対価が同じだった時に、

自分が今の仕事を続けられるかどうかを考えてみると、

自分の仕事に対する金銭の価値をある程度評価することができるのではないでしょうか。

 

おそらくプライドを持って仕事ができている人は、

他の職業に移る可能性は低いのではないかと思います。

 

勝手なイメージですが、サッカー選手や料理人、歌手、プロ棋士のような人たちは、

仮に多額の金銭が伴わなかったとしても、その仕事を続けられる気がします。

 

芸術家などはその最たるもので、生きている内に作品が売れず、

貧乏生活を続ける人は多いと思います。

 

それでもモチベーションを失わずに作品を創り続けられるモチベーションは、

尊敬に値します。

(おそらく起業家もこのタイプに該当するでしょう。)

 

 

一方、お金のためだけに仕事をしている人は、

どうせ同じお金がもらえるのであれば、もっとやりたいことをする、

という選択をする人が多いと思います。

 

仕事自体の魅力が少ないという不満を金銭的な要因で補っている人は、

金銭的なメリットが無くなった場合に、その仕事を続ける意欲は無くなります。

 

金銭的なメリットが無い状況下で選択する仕事こそ、

金銭をモチベーションにせずに取り組める仕事なのだと思います。

 

 

昨今では、本当に色々なお金の稼ぎ方があるので、

意外と自分が好きなことでお金を稼ぐことが可能な環境ではないでしょうか。

 

Hikakinさんイケダハヤトさんなんかはこの好例で、

彼らは本当に好きなことを続けられているように見えます。

 

もちろん、彼らにも悩みや苦労があるとは思いますが、

それを補って余りあるモチベーションを感じて自分の仕事に取り組み、

その結果、多くの人から支持され、お金を稼いでいるのは素晴らしいことです。

 

 

そういう意味では、

ここ数年で「仕事」という言葉の持つ意味が大きく変わってきている気がしています。

 

ある面から見れば「遊び」に見えていることが、

別の面では「仕事」として評価される時代になったと感じており、

「仕事」と「金銭」を直接結びつける時代は終わりを迎えつつあり、

金銭をモチベーションにしている人は、早めにその考え方から脱却しないと、

将来的には仕事が無くなってしまう可能性すらあると考えています。

 

それ位、好きなことに取り組んでいる人のパフォーマンスは高いですし、

あっという間にそうでない人を追い抜いてしまう可能性を持っています。

 

ダニエル・ピンクの本にもある通り、

社会の成熟度に合わせて仕事の本質は変化するので、

いち早く新しい考え方にシフトする必要があると感じました。

 

それでは。

 

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

 
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

 

自分に自信が無いと相手の顔色を窺ってしまう

 

ちょっとネガティブなタイトルになってしまいましたが、

仕事をする中で、上司であれ顧客であれ、相手の顔色を窺ってしまう時というのは、

自分の言っていることや仕事に対して自信が無いときだ、ということに、

最近気づきました。

 

自分の仕事に対して自信があるときは、

相手の顔色を気にせず、堂々と話ができるのですが、

自信が無いときはとにかく相手のリアクションが気になってしまいます。

 

自信が無いときの自分というのは、

相手のちょっとしたリアクションに一喜一憂してしまい、

落ち着いて話をすることが全くできません。

 

 

じゃあどうすれば自信を持てるのかというと、

これはもう「考え抜く」ことに尽きると思います。

 

自分の中で自信が生まれるまで考え抜くことによって、

成果物のクオリティは上がりますし、

事前に相手のリアクションを想定しておくこともできます。

 

 

最近、改めて「考え抜く」ことの大切さ、難しさを実感しています。

 

自分の中で考え抜くための方法が確立されていると、

そこまで意識しなくても考えることができるようになりますが、

確立されるまでは、気をつけないと十分に考えることがなかなかできないと思います。

 

日頃から「考え抜く」ことを習慣づけていきたいですね。

 

それでは。

 

答えが見つかるまで考え抜く技術 (サンマーク文庫)

答えが見つかるまで考え抜く技術 (サンマーク文庫)

 

【書評】9、10月の読書まとめ(紙の本)

 

9、10月に読んだ本を3段階評価にしてみました。

備忘録も兼ねて簡単に振り返っておきます。

 

以下、orangeKidの独断と偏見による評価なのであしからず。

 

読んだ方が良いです

敵を味方に変える技術

敵を味方に変える技術

 

以前のエントリにも書きましたが、

良好な人間関係を構築するために必要な要素がふんだんに盛り込まれています。

  

 

時間があれば読んでみて下さい


グレーな本

グレーな本

 

結構面白いのですが、

とりあえず高城さんに質問をぶつけてみれば何か面白い回答があるだろう、

というような制作者側の意識を感じてしまったのが少し残念。

高城さんはとても面白い考え方をされる方なので、

色々な著書を読んで行きたいと思います。

 

 

新世代トップランナーの戦いかた 僕たちはこうして仕事を面白くする

新世代トップランナーの戦いかた 僕たちはこうして仕事を面白くする

 

寄稿されている方に僕が好きな人が多かったというのが一番の理由ですが、

特に岩瀬さんや為末さんは面白いことを書いています。

また、各寄稿者のオススメ本が載っているのですが、

どれも面白そうな本ばかりなので、後日読みたいと思います。

 

 

読まなくても良いかも

コンサル一年目が学ぶこと

コンサル一年目が学ぶこと

 

例外的に社会人一年目の人は読んでも良いかもしれませんが、

ある程度社会人経験のある人であれば知っている内容だと思いました。

 

 

改訂版 金持ち父さんの投資ガイド 上級編: 起業家精神から富が生まれる (単行本)

改訂版 金持ち父さんの投資ガイド 上級編: 起業家精神から富が生まれる (単行本)

 

この本を読むくらいであれば、

同作者の「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだ方がためになりますね。

「基本編」も出ているのですが、内容がイマイチでした。

 

 

21世紀を生き抜く3+1の力

21世紀を生き抜く3+1の力

 

様々な統計データや著名人の発言を引用し、

それらに対して著者がコメントをつけていくスタイルの本でした。

元となっているデータを知らない方には斬新な内容かもしれませんが、

個人的には既に知っている内容が多かったですし、

著者のコメントも想定内の範囲に収まっていたので、

新しい発見はそこまでありませんでした。

(2050年に世界人口の1/4がアフリカ人である等、面白いデータもありましたが。)

 

 

その他(小説等)

以下、余暇の時間で読んだだけなのでコメントは書きませんが。

 

心はあなたのもとに (文春文庫)

心はあなたのもとに (文春文庫)

 
凍 (新潮文庫)

凍 (新潮文庫)

 
マクベス (新潮文庫)

マクベス (新潮文庫)

 
一夢庵風流記 (新潮文庫)

一夢庵風流記 (新潮文庫)

 
果てしなき渇き

果てしなき渇き

 
ボッコちゃん (新潮文庫)

ボッコちゃん (新潮文庫)

 

 

 

意外と紙の本を読んでいて驚きました(笑)

電子書籍もあるので別のエントリで書きます。

 

それでは。 

ブログを書きたいと改めて思いました

 

1ヶ月半振りの更新になってしまいました。

少し間が空くと、再び書き始めるきっかけを掴むのが本当に大変ですね。

 

タイトルにある通り、ブログを書きたいという気持ちが改めて湧いてきたので、

今日からもう一度書き始めたいと思います。

 

というのも、更新していない間のアクセス数を見てみたところ、

決して少なくない数の人がこのブログにアクセスしてくれていることに気づき、

その人たちに向けて何かを書きたいと思ったからです。

 

たいしたことが書けるわけでは無いのですが、

更新しなかった間に考えたことも溜まっているので、

エンジンをかけ直して、今日から再び書き始めます。

 

それでは。

既存の思考パターンから脱却するには

 

MITの衝撃動画「7本の指」片手の能力が向上するとどうなるか | FUTURUS(フトゥールス)

 

少し古いニュースになりますが、

この動画を見て、自分の頭が固いことを実感しました。

 

ロボットを使って高性能な手を作ろうと思った時に、

僕はまず、「5本の指をどのように効率的に使うのか」ということを考えましたが、

そもそも5本である必要がない、ということに気づく必要がありました。

 

 

暗黙の内に前提条件と考えてしまっていることについては、

僕たちはなかなか思いを巡らせることができません。

 

どうしても既存の枠の中でものを考えてしまっていたり、

ありきたりな発想からスタートしてしまったりします。

 

これを打破するためには2つの方法があると考えていて、

一つは、色々な情報を収集してとにかく自分の枠を拡げること

もう一つは、知識で発想するのではなく本質を考えて発想することです。

 

 

一つ目は、割と単純なやり方で、

知識を増やすことによって自分の中の発想の選択肢を拡げよう、という方法です。

 

自分が知らないことについて考えるのは難しいので、

やはりある程度、知識を得ておかないとものを考えることはできないと思います。

 

学校の授業等は主にこの観点から行われているのではないでしょうか。

 

 

二つ目は、比較的難しいやり方ですが、

問題の本質についてゼロベースで考えるやり方です。

 

冒頭に紹介した通り、ロボットを使って手を作ろうと考える時に、

「5本指をどのように効率良く使うか」を考えるのではなく、

「効率良く作業するには、そもそも指は何本必要なのか」を検討する、

という考え方です。

 

7本指という結果だけを見ると、当たり前に受け入れてしまいますが、

7本指という発想に至るのは簡単ではないと思います。

 

以前、テスラモーターズCEOのイーロン マスクがインタビューで、

大手自動車メーカーが電気自動車を上手く作れないのは

既存の自動車の設計をベースに考えているからであり、

電気自動車としての最適な設計をゼロベースで考えないと、

良い電気自動車を作ることはできない、

と言っているのを読んで驚いたことがあります。

(ソースが見つかりませんでした...すみません)

 

経験がアドバンテージになるケースも多いですが、

逆に発想の幅を狭めてしまう可能性もあります。

 

 

そういう意味では、今回紹介した二つのアプローチは、真逆のやり方でもあるのですが、

それぞれの長所を活かせるように、柔軟に考える必要がありますね。

 

それでは。

【書評】敵を味方に変える技術

 

仕事柄、色々な人と話や交渉をする機会が多いのですが、

他人に何かを理解してもらったり、納得してもらうことは本当に難しいと感じています。

 

考えてみると、僕たちの日常は交渉ごとにあふれていて、

家族、友人、仕事関係の人と日々、様々な交渉をしていることに気がつきます。

 

夕飯を何にするか、次の休みにはどこに旅行に行くか等、

ささいなことではありますが、誰かと一緒に決めようとするとなかなか大変ですよね。

 

そういう時にどのようなことに気を付けて会話をすれば良いのか、

ということを解説したのがこの本で、

最近読んだ中では一番ためになったかもしれません。

 

敵を味方に変える技術

敵を味方に変える技術

 

 

中身について書くと時間がかかりそうなので、

ためになった目次の項目だけピックアップしておきます。

 

■ 第1の原理 自分の感情をコントロールする

 - 「反応」するな、「対応」せよ

 - 説得の限界を感じたら議論を打ち切る

 

■ 第2の原理 お互いの信念の違いを理解する

 - 信念と真実の違いを意識する

 - 相手の振る舞いを好意的に解釈する

 - 相手のものの見方を学ぶ

 

■ 第3の原理 相手のプライドを尊重する

 - 相手に恥をかかせない

 - 相手を「重要な人」として扱う

 - 手書きの感謝状を出す

 - 反論するときは相手への経緯を忘れない

 

■ 第4の原理 適切な雰囲気をつくる

 - 「あなたの意見に賛成だ」と言ってから自分の意見を伝える

 - 自分ではなく相手の利益を優先しているという姿勢を見せる

 

■ 第5の原理

 - いやなことを言われたら視点を変える

 - 前置きの言葉でやわらげてからアドバイスする

 - 相手のために逃げ道をつくっておく

 - 自分から友好的な姿勢を見せる

 - 相手との共通点を見つけて、さりげなくアピールする

 

基本的な内容が多いのですが、

自分ができていないことが沢山あることに気づきました。

 

冷静な時には理解できていることでも、

少し冷静さを欠いた状況になるとすっかり忘れてしまうので、

いつでも余裕を持って相手に接することができるように気を付けたいものですね。

 

内容がよく整理されているので、1〜2時間程度で読めてしまうと思います。

 

人間関係に悩んでいる人にオススメです。

 

それでは。

 

敵を味方に変える技術

敵を味方に変える技術