orangeKid's blog

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Decade in tech

 

こんにちは。

 

2019年も残りわずかですね。

2010年代最後の年ということで、この10年を総括する記事が多い印象を受けます。

 

その中で特に気になったのが、Decade in techという以下の記事です。

 

この記事では2010年代のTech界におけるイノベーションについて話していますが、

とても納得感のある記事でした。

 

いくつか記事から引用したいと思います。(意訳も入ってます。)

 

まずは良い影響を与えたイノベーションについて。

 

特定の製品ではなく、”cloud“ という概念が最もイノベーティブだった。

 

はじめてcloudを意識したのはDropboxだ。

(orangeKid追記:Dropboxは2008年9月に正式にサービスをスタート)

 

今では、ほぼ全てのメジャーなサービスがcloudを通じて提供されている。

 

cloudと同時に見逃せないのが ”4G LTE”。

 

いつでも、どこでも(少なくとも米国国内では)、

ハイスピードで接続できるネットワーク無しでは今の生活は考えられない。

 

そして、cloudとLTEは互いに協調関係にある。

 

Tech系の記事を見ると、

特定の製品やアプリ・サービスについて述べているものが多いですが、

これらのインフラとなっているクラウドとネットワーク網について

言及しているのが興味深いです。

 

 

クラウドは2010年代に広く普及した概念だと思います。

 

2000年代においては、セキュリティ上の懸念や通信速度が要因で、

特に企業において、クラウドを使うのはNGという考え方が一般的だったと思います。

(今もGmailを使えない日本の会社は多い気もしますが。。。)

 

しかし、2010年代においては、

サービスを提供する上で何らかの形でクラウドを利用しており、

むしろ利用しないことの方が難しいのではないでしょうか。

 

iPhoneのような高性能端末の普及と、

クラウドに対する考え方の変化は相互に影響を与えていますが、

マクロな視点で見た時に、クラウドの存在感が増した10年間だったと思います。

 

 

次に悪い影響を与えたイノベーションについて。

 

1. ソーシャルネットワーク

良い面も悪い面もあるが、昨今は悪い面が上回っている。

SNS上の偽の人間関係(fake relationships)が、現実の人間関係を破壊してしまっている。

 

2. Google glass(に代表されるAR・VR関連製品)

ホロレンズにも言えることだが、製品として目指しているクオリティに到達していないように見える。

 

あんな大きなヘッドセットを着けたまま、家の中を歩き回ったり、1日中街に出たりするのはありえない。

 

ambient computingは魅力的ではあるが、製品の値段やprivacyへの影響を考えると、まだまだ問題がある。

 

AR・VRは航空産業では成功しているが、一般消費者に普及しているとは言えない。

 

また、他のIoTデバイスも利用しているが、それぞれのデバイスが異なるアプリで動いていて使いづらい。

 

上記の内容も、個人的にはとても納得感がありました。

 

SNSについては、当初は繋がる喜びがあったように思いますが、

今では繋がれている(束縛されている)感覚が強くなり、

SNS疲れ、SNS断ちのような単語が出現するようになりました。

 

AR・VRについても、期待されたほど普及していないのが実状だと思います。

 

例外的に、Pokemon GOはとても利用者が多いアプリですが、

あくまでゲームであり、実生活で必須という類のものではありません。

 

また、航空産業や医療等、ハイエンドな使い方はあるものの、

私たちの生活を一変させるような製品・サービスは生まれませんでした。

 


5G通信、バッテリーの長寿命化、デバイスの小型化によって、

2020年代ではAR・VRが普及する可能性もあるので、見守っていきましょう。

(その前にWearable deviceが先だと思いますけどね。)

 

 

 

最後に2010年代の総括で面白かった記事を紹介して終わりたいと思います。

 


それでは。

 

 

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

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