orangeKid's blog

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備忘録 #Takram Cast (人工知能と嗜好性)

 

こんにちは。

 

最近は移動時間が結構多くなっていて、

飛行機や新幹線だと本を読んでいるのですが、

バスや満員電車だと本が読みづらい(バスで読むと酔う)ので、

Podcastを聞いています。

 

以前にRebuild FMは紹介したと思いますが、

その他に継続して聞いているPodcastの一つがTakram Castです。

 

毎回、とても興味深い内容なのですが、人工知能と嗜好性の回が特に刺さったので、

自分のための備忘録を残しておきます。

(間違いや理解不足があったらすみません。)

 

 

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#なぜ嗜好性(嗜好品)に着目するか

人工知能の議論をする時に、生活のEssentialな部分(仕事など)にフォーカスしてしまうが、余計なもの/無くてもよいものにフォーカスするのことも大事 

 

人類が昔からやっていることはおそらく未来でもやってる
→ タバコやお酒等の嗜好品の歴史は古く、未来でも嗜好品は存在するのでは

人々の生活や文化に根ざしたサービス、製品は長続きすると思う

未来のビジョンを考える時には、生活の中でどのように使われるかを考えるのが大事
→ そういうものの中に嗜好性が見え隠れしているように思う

 


#AIと嗜好性

今までの嗜好性には身体性(血中にアルコールが入る等)が関わっているが、
今後はもっと精神的な嗜好性にシフトしてくるのではないか
→ そうするとAIにも出番がありそう

身体性に着目するのではなく、その結果として起こるシグナル(電気的な反応)に着目すると面白そう

VRは感覚ハック

ノンアルコール飲み
→ 酔っている時(get drunk)の自分のイメージと実際は酔っていない体のズレで酔い(motion sickness的)が発生する
→ 新しい酔い??
→ こういうのはVRが得意そう
→ あとは気持ち良い酔い(motion sickness的)なのかどうか

大草原の心地よさの理由
→ 見晴らしが良いところだと、外敵が現れた時に見つけやすいという本能的な快楽

快楽や快適さの根本をちゃんと考えてサービスを作ることが重要
→ メタ化された嗜好性に関する情報の重要性
→ 既にそういう情報は大企業で蓄積されているのではないか

ミハイ・チクセントミハイ
→ フロー状態 (高度に集中している状態)
→ 労働のパラドックス

負荷が掛らないと嗜好性が楽しめない?
→ 仕事のあとのビールは美味しい
→ どのタイミングで飲むと美味しいかを教えてくれるアプリは面白そう

 


#嗜好性と射幸心

中毒性のデザイン
→ いくらでにできるからバランスが大事

公文は結構ゲーミフィケーションできてる
→ 一問一問が短くて、先生がすぐに丸をつけてくれる
→ フィードバックが早いことが大事

提唱している人の年齢とシンギュラリティのタイミング予測に関する研
→ 提唱者が80才くらいのタイミングになる

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個人的に特に面白いと思ったのは、

人間の本能に根ざした嗜好性・快楽性のデザインの部分です。

 

生物である以上、絶対に楽しい瞬間(美味しいものを食べる等)は、

未来永劫変わらないと思うので、こういう認知・感覚を技術でデザインできると、

長続きする(依存性の高い)サービスが作れると思っています。

 

また、人間の認知・感覚は突き詰めると電気シグナルになるので、

そこに直接アクセスできるようになると、世界が大きく変わると思います。

 

 

但し、Podcastの中でも議論されていましたが、

良くも悪くも依存性を高くできてしまうので、悪用するとひどいことになります。

 

サービスを提供する側は、世の中に与える影響等をちゃんと認識した上で、

サービスの設計をしないといけないといけませんね。

 

それでは。

 

 

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