人に伝わる熱量は投入した熱量に比例する
仕事でもブログでもそうですが、人に何かを伝えようと考えた時に、
プレゼンテーションやスピーチ、ブログ等、様々な方法を使うと思います。
それぞれの手法に作法やテクニックがあり、
そのようなノウハウ本もたくさん出ていますが、
一番大事なことは
「手間や労力を惜しまないこと」
「情熱・熱量を投入すること」
だと思っています。
当然ですが、こちらの投入した熱量の全てが相手に伝わるわけではありませんが
(相手に伝わる熱量は体感的には30ー50%くらい)、
投入した熱量に比例して、伝わる熱量は増えるものだと考えています。
テクニック等で伝わる量が増えることは否定しませんが、
やはり熱量の影響が一番大きいのでは無いでしょうか。
何故、こんなことを考えたかというと、
先日、近江八幡にあるBorderless Art Museum NO-MAを訪問し、
アール・ブリュット作品に触れたことがきっかけです。
アール・ブリュット作品とは、
「既存の美術や文化潮流とは無縁の文脈によって制作された芸術作品」のことで、
NO-MAでは、特に、障害者によるアート作品を展示しています。
アール・ブリュットとは|ローザンヌ アール・ブリュット・コレクションと日本のアウトサイダー・アート |アール・ブリュット/交差する魂
作品を見て驚いたのは、そこに込められている圧倒的な熱量で、
製作者の方がいかに集中して作品を作ったのか、ということがストレートに伝わって来ました。
どの作品も非常にクオリティが高く、
障害者と健常者には何の違いもないことを実感しました。
NO-MAのコンセプトにも書かれている通り、この美術館では
障害者と健常者に限らず、様々なボーダーを超えることを試みていますが、
その試みは見事に成功していると思います。
作品を通じて、
ここまでの熱量を投入しているものが自分にあるのか、
また、仕事にどれだけの熱量を投入できているのか、ということを、
考えざるを得ませんでした。
素晴らしい作品を作った製作者に負けないよう、改めて頑張ろうと思えました。
皆様も近江八幡に行く機会がありましたら、
是非、お立ち寄り下さい。
それでは。
- 作者: アール・ブリュット・ジャポネ展カタログ編
- 出版社/メーカー: 現代企画室
- 発売日: 2011/04/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (2件) を見る