MOOCを利用してみよう
MOOCという言葉をご存知でしょうか。
Massive Open Online Courses の略で、訳すと
大規模かつ誰でもオンラインで履修できる講義/講座、のような意味になります。
海外では coursera や Khan Academy、edX などが有名ですが、
日本でも同じような仕組みの gacco というプロジェクトが立ち上がりました。
WIREDに津田大介さんの記事が載っていて、よくまとまっています。
津田大介に訊く、日本版「MOOC」の課題と可能性 « WIRED.jp
iTunes U が始まったときも感じたことですが、
昨今では益々大学に進学する意味が低下しているように思います。
今後、MOOCのようなサービスでもっと多くの授業が受けられるようになると、
年間50〜100万円の授業料を4年間払い、大学に通って得られるものは、
卒業証書と肩書きだけ、という状況になると考えています。
大学は人間関係の構築の場である、という人もいるかもしれませんが、
SNSがこれだけ発展し、オンライン上で知り合う人が増えてくると、
大学に行かなくても色々な人と結びつくことができるのではないでしょうか。
僕は教育は全ての人が同じように享受すべきものだと考えているので、
このような試みはどんどん行うべきだと思っています。
この点で、プログラミングの学習環境は一歩先を行っていると思っていて、
ドキュメントやコードが公開されていることが多く、
github等のサービスを通じて、他のプログラマと交流する機会も充実しています。
将来的には、ありとあらゆる分野で、
ネットさえ繋がれば誰もが学べる環境になると良いと思いますが、
それと同時に、ネットワークや端末などのIT環境をどのように整備していくか、
というデジタルデバイドの解消に向けた対策も進める必要があります。
こちらも、様々な団体が安価なIT端末の普及に向けて頑張っており、
応援していきたいと思います。
ソーラーケースと手回し充電が売りの「100ドル・タブレット」 « WIRED.jp
一昔前に比べると、学習環境は圧倒的に整備されており、
学ぶ気持ちさえあれば、どんどん学べる状況になりつつあると思います。
4月から新しい分野の勉強を始めると、良い刺激になるのではないでしょうか。
それでは。