好景気になっても貧困は解決しない気がしています
年末になり一年を振り返る機会が多いのですが、
日経平均株価などの指標を見る限り、景気は上向いてきています。
日経平均は1年で約6000円も上昇。2013年最後の取引は1万6291円【アベノミクス】
では、景気が回復すると貧しい人は減るのでしょうか。
僕はそうではない気がしています。
結局、日経平均の上昇や、地価が上がったりすることで金銭的な余裕が生まれる人は、
景気が良くなる前から資産を持っている人ではないでしょうか。
そのため、相対的に貧しい人の状況は改善されず、格差が開くだけである、
という気がしています。
では、景気が回復しない方が良いのか、というとそうではないとも考えています。
構造的に考えると、比較的裕福な人や大企業に余裕が生まれることで、
その余裕が波及していく、という側面があると考えるからです。
ただ、その格差があまりにも大きくなると、
波及から生まれるメリットよりも、犯罪の増加などのデメリットが大きくなるので、
バランスを取らないといけないと思います。
社会福祉と税の問題や、貧困の連鎖に代表されるような家庭環境の問題など、
様々な問題が複合的に絡んでいて、このエントリで結論を出せる話ではないのですが、
好景気に湧いている現状を見ていて、
今抱えている問題は根本的には解決されていないのに大丈夫かなぁ、
と思ったので書きました。
それでは。