orangeKid's blog

考えていることを書いていきます/ツイッターもやってます(@orangeKidGreat)

サザンオールスターズが見せてくれた希望

 

こんにちは。

 

毎日、国内の新規感染者数が発表され、

諸外国での爆発的な感染拡大が報じられるので、

どうしてもコロナウイルスのことばかり考えてしまいますし、

明るい気分になれない日が続きますよね。

(実際、楽しい話ではないですし。。。)

 

 

そんな中、6月25日に開催された

サザンオールスターズ 無観客ライブ@横浜アリーナは、

視聴者のみならず、音楽業界関係者、

ひいては日本全体に元気を与えるイベントだったと思います! 

 

私も視聴しましたが、通常のライブと同じような構成・演出で、

このライブを楽しんでもらいたい、というサザンの本気が伝わってきました!

 

 

 

まずはライブ自体の話。

 

桑田さんのソロ活動を含め、サザンのライブは何度か行ったことがありますが、

とにかくそのサービス精神に毎回脱帽します。

 

メンバーの年齢は63〜65歳と、皆さん還暦を超えておりますが、

今回も、年齢を感じさせない、エネルギーに溢れたライブを魅せてくれました。

 

歌唱力に関しても、全く衰えることなく、

それどころか円熟味を増した素晴らしい歌を披露して頂き、

改めてサザンの楽曲の良さを感じることができました。

 

 

 

また、今回も幅広いファン層に向けたセットリストとなっていました。

 

昔の曲としてはライブの定番である勝手にシンドバッド(1978年!)や、

タバコロードにセクシーばあちゃん(1980年)、

新しい曲としては東京VICTORY(2014年)、天井棧敷の怪人(2015年)等、

ライブ結成から42年を迎えるバンドとしての才能を遺憾無く発揮してました。

 (個人的にはシャ・ラ・ラとエロティカ・セブンが良かったです!!)

 

ダンサーも通常時と同じように登場し、

無観客にも関わらず素晴らしいパフォーマンスでした!

 

 

また、見過ごせない点として、配信のクオリティの高さも凄かったです。

画質は勿論、カメラワークについても最高レベルの仕事だったと思います。

 

この辺は、配信会社のサーバ管理であったり、

カメラマンや演出家の方の事前準備の賜物だと思いますが、

ライブ配信であることを忘れてしまう位、素晴らしかったです。 

 

 

 

次に興行としての話。

 

今回はチケットが1枚 3,600円という設定になっており、

通常の横浜アリーナのチケット代である9,000〜9,500円からすると、

約4割程度の金額になっていました。

 

このチケットの値段についても、誰もやったことが無いイベントなので、

チケットを買った時には何とも言えない金額だなぁ、と感じておりました。

 

もちろん、ファンにとっては安すぎる金額でしたが、

果たしてどの位の人が視聴するのかは全く分かりませんでした。

(無料で配信しているアーティストも多かったですし。)

 

ところが、蓋を開けてみれば、実に18万人の方がチケットを購入し、

潜在視聴者数は50万人という結果でした!!

 


個人的には3〜5万人位を予想していたのですが、

それを遥かに上回る方が視聴したことを知り、

サザンの凄さやこれからのライブ配信のあり方を実感しました。

 

今回は、サザンがいつもお世話になっている横アリをフルに使ったので、

興行的にどの位利益があったのか微妙なところですが、

この金額設定で興行として成立することを示したのは大きいと思います。

 

例えば、

・使う会場を小さくする

・チケットの金額を下げる

・タオル等のアイテムをセットにして付加価値を高める

等の工夫をすれば、多くのアーティストにも可能性が見えてくるのではないでしょうか。

 

 

このような状況下では、利益を最大化することよりも、

何とか生き残ることを優先する必要があるので、

収益的にギリギリであっても、何かしらの場を作ることが重要だと考えます。

 

アーティストやダンサーにとっても、披露する場が見えない中で日々を過ごすよりも、

「ライブをする」という目標に向かって過ごす方が、

心にも体にも良いことだと思います。

 

また、リアルタイムで今回のようなクオリティの映像が配信できるのであれば、

通常のライブでの配信もアリだと思いました。

 

映画館での配信等は既に行われていましたが、

お子さんがいる方や自宅を離れられない方にとっては、

PCやスマホで自宅から観られるというのは大きなメリットです。

 

「チケットは取れなかったけど、配信でも良いから観たい」という

機会損失をキャッチする方法として、今後検討する価値があると思います。

 

 

「サザンだから成り立った」という声もあるかもしれませんが、

日本を代表するバンドが第一歩を踏み出すことに意味がありますし、

無観客かつ配信でも楽しめるということを広めた功績は大きいと思います。

 

何より、このような状況で、新しいことに挑む姿勢は本当にカッコイイ!!

 


 

サザンのように、いつまでも新しいことにトライして、

面白く、楽しく、時には真面目に生きていきたいと思います!!

 

それでは。

 

 

海のOh, Yeah!!

海のOh, Yeah!!

  • 発売日: 2018/08/06
  • メディア: MP3 ダウンロード