最新技術による義手・義足の進化
こんにちは。
今日は義手・義足に関する最新技術を紹介したいと思います。
紹介する技術は以下。
半導体の性能向上と小型化によって、
今までは実現不可能だったシグナル伝達処理が可能になってきています。
人間の身体を機械で補う場合、必要なシグナル伝達は2種類あります。
1つは義手や義足を動かすための身体→機械への伝達、
もう1つは動かしたことをフィードバックするための機械→身体への伝達です。
今までの義手・義足は基本的には形を模して作っただけの装置で、
フィードバックという概念を無視していましたが、
半導体の性能が向上したことに加え、バイオ関連技術も向上したため、
フィードバックができるようになってきました。
国内でもリハビリ用医療機器を開発しているサイバーダインが
機械からのフィードバックによって神経系の回復を促すサービスを提供する等、
一部は既に実用化されています。
また、2020年の東京パラリンピックでは、
オリンピックの記録をパラリンピックが超える可能性があるとも言われており、
義手・義足による身体の拡張はかなり高いレベルまできていることが分かります。
こうなってくると、人間の身体とは何か、障害とは何か、
という倫理的な問題が出てくることは必然ですが、
今まで不自由だった人を自由にすることは間違いないと思います。
このような技術は今後、様々な形で日常生活に入ってくると思いますので、
引き続き注目していきたいと思います。
それでは。