orangeKid's blog

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もし全ての職業の給与が同一だとしたら

 

Newspicksで以下の記事を読みました。

もうお金でモチベーションを上げるのは不可能「僕らはお金を入れたら動く自動販売機じゃない」|リーディング&カンパニー株式会社

 

「働く理由をお金に求めない」というのが記事の要旨ですが、

今の自分の仕事にモチベーションについて考えるのはなかなか難しいことです。

 

今までの自分の経験、金銭事情、人間関係等を考慮すると、

自分の仕事のモチベーションは「その仕事に対するやる気」以外にもたくさんあり、

様々なものによってモチベーションを維持していることが分かります。

 

そこで、モチベーションについて考える方法の一つとして、

仮に全ての職業の給与が同一だったとしたら自分がその仕事を選ぶかどうか、

という考え方を提案してみたいと思います。

(色々な前提をすっ飛ばして考えてみてください。)

 

 

仕事をする上での苦労や努力に差はあるものの、得られる対価が同じだった時に、

自分が今の仕事を続けられるかどうかを考えてみると、

自分の仕事に対する金銭の価値をある程度評価することができるのではないでしょうか。

 

おそらくプライドを持って仕事ができている人は、

他の職業に移る可能性は低いのではないかと思います。

 

勝手なイメージですが、サッカー選手や料理人、歌手、プロ棋士のような人たちは、

仮に多額の金銭が伴わなかったとしても、その仕事を続けられる気がします。

 

芸術家などはその最たるもので、生きている内に作品が売れず、

貧乏生活を続ける人は多いと思います。

 

それでもモチベーションを失わずに作品を創り続けられるモチベーションは、

尊敬に値します。

(おそらく起業家もこのタイプに該当するでしょう。)

 

 

一方、お金のためだけに仕事をしている人は、

どうせ同じお金がもらえるのであれば、もっとやりたいことをする、

という選択をする人が多いと思います。

 

仕事自体の魅力が少ないという不満を金銭的な要因で補っている人は、

金銭的なメリットが無くなった場合に、その仕事を続ける意欲は無くなります。

 

金銭的なメリットが無い状況下で選択する仕事こそ、

金銭をモチベーションにせずに取り組める仕事なのだと思います。

 

 

昨今では、本当に色々なお金の稼ぎ方があるので、

意外と自分が好きなことでお金を稼ぐことが可能な環境ではないでしょうか。

 

Hikakinさんイケダハヤトさんなんかはこの好例で、

彼らは本当に好きなことを続けられているように見えます。

 

もちろん、彼らにも悩みや苦労があるとは思いますが、

それを補って余りあるモチベーションを感じて自分の仕事に取り組み、

その結果、多くの人から支持され、お金を稼いでいるのは素晴らしいことです。

 

 

そういう意味では、

ここ数年で「仕事」という言葉の持つ意味が大きく変わってきている気がしています。

 

ある面から見れば「遊び」に見えていることが、

別の面では「仕事」として評価される時代になったと感じており、

「仕事」と「金銭」を直接結びつける時代は終わりを迎えつつあり、

金銭をモチベーションにしている人は、早めにその考え方から脱却しないと、

将来的には仕事が無くなってしまう可能性すらあると考えています。

 

それ位、好きなことに取り組んでいる人のパフォーマンスは高いですし、

あっという間にそうでない人を追い抜いてしまう可能性を持っています。

 

ダニエル・ピンクの本にもある通り、

社会の成熟度に合わせて仕事の本質は変化するので、

いち早く新しい考え方にシフトする必要があると感じました。

 

それでは。

 

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