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orangeKid's blog

考えていることを書いていきます/ツイッターもやってます(@orangeKidGreat)

パラレルキャリア時代が来ると考えている理由について

 

少し前の記事になりますが、

西村創一朗さんの以下のエントリがとても面白かったです。

Combinatorはパラレルキャリア時代をつくるか。副業禁止規定に屈するか。 | Now or Never

 

LinkedInやWantedlyをはじめとして、

就職、転職を支援するサービスが充実している中、

Combinatorというプロジェクト単位で仕事を請け負うためのサービスが始まりました。

 

個人的な予測ですが、Combinatorのようなサービスをきっかけとして、

「自分が所属している会社の仕事にフルコミットする」という考え方は

将来的には無くなっていくのではないかと思います。

 

そう考える理由は2つあって、

1つ目は一社に所属しつづけた場合のリスクが高まっていること、

2つ目は一つの会社では自分のやりたいことが全てできるわけではないこと、です。

 

 

1つ目の理由について説明します。

 

昨今、人材の流動性や市場が変化するスピードが高まっているため、

会社での自分のポジションが保証されなくなってきているように感じています。

 

もちろん、一部の会社においては終身雇用が維持されて、

一度会社に入ってしまえば安心という場合もあるとは思いますが、

多くの会社においてはそのようなケースは稀ではないでしょうか。

 

もし、今所属している会社から何らかの理由で離れなければならなくなった時に、

次の仕事をスムーズに見つけるのは簡単ではありませんが、

自社の仕事と並行して、社外のプロジェクトや仕事に関わっていれば、

そのような場合でも全ての仕事を失うことはありません。

 

自分の仕事のポートフォリオを多様化しておくことで、

不測の事態に対応しやすくなると思います。

 

これが一つ目の理由です。

 

 

もう二つ目の理由についても書きます。

 

簡単に書くと、「やりたいと思っていることの全てが会社の中にあるわけではない」

ということです。

 

当たり前の話ですが、会社にいる自分が自分の全てではありません。

 

ボランティア活動をもっと積極的にやりたいと考えていたり、

自分の趣味を何らかの形で価値のあるサービスとして提供できないか、

と考えたりする人は多いのではないでしょうか。

 

そういう時に、じゃあ全ての時間をボランティアに使えばいいじゃないか、

という議論はすごく乱暴だと思っていて、

今は仕事 95:ボランティア 5 の比率でやっているけど、

これを70:30くらいにする、という選択肢はあって然るべきだと考えています。

 

自分の中にあるやりたいことをパラレルキャリアによって実現することは、

社会全体にとってメリットが大きいと思います。

 

これが二つ目の理由です。 

 

 

では、何がパラレルキャリアを阻むのか、ということについても少し書きます。

 

パラレルキャリアを阻む一番大きな理由は

現在の日本社会において仕事と給与の関係が不明瞭であることだと考えています。

 

働いている人の多くは1日の大半を職場で過ごし、

1ヶ月に1度、給与をもらっていると思いますが、

具体的にどの仕事によっていくらもらっているかを説明できる人は、

自営業者を除くとほとんどいないと思います。

 

つまり、仕事と給与があまりリンクしておらず、

その人が会社にいることの価値自体にお金が払われているような状態です。

 

このような状況においては、社員が別の仕事を始めたいと言った時に、

どれだけ給料を減らせば良いのかを計算することは簡単ではありません。

 

そのため、「余計なことを言わないで会社の仕事に専念しろ」ということになります。

 

プロジェクト単位で働く、というのはこの対極にある概念で、

自分の役割とそのために支払われる給与は明確です。

 

グローバルな視点で仕事を考えると、

仕事と給与の関係が曖昧なのは特殊だと思いますが、

終身雇用や年功序列が一般的な日本では違和感無く受け入れられるのかもしれません。

 

このような対立が発生している中では、

なかなかパラレルキャリアという考え方はすぐには浸透していかないように思います。

 

ただし、様々なサービスを通じて、

パラレルキャリアの実現に向けた機運は高まっていると思うので、

将来的には間違いなく浸透していくでしょう。

 

将来を見据えて自分の働き方を考える必要があると思います。

 

それでは。

 

 

人生が変わる2枚目の名刺~パラレルキャリアという生き方

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