電子書籍の出版/売上データの面白さ
この1週間くらいで、電子書籍に関する本やブログに触れる機会が多かったので、
電子書籍に関して書いてみたいと思います。
このブログでも電子書籍に関するエントリを何度か書いていますが、
電子書籍関連のビジネスは、始まったばかりということもあり、
とても面白いと感じています。
様々な媒体で電子書籍に関する記事を読んでいると、
出版社と著者の関係が大きく変わろうとしていることが分かります。
僕が電子書籍を読むきっかけとなった作品の一つに、
限界集落(ギリギリ)温泉という漫画があります。
著者は鈴木みそという方で、
僕が学生だった時にファミ通で連載していた漫画を読んでいたのを覚えています。
「限界集落をITによって変える」という、この漫画のテーマも面白いのですが、
彼のブログで書かれている、この漫画の出版/売上に関する話もかなり面白いです。
最近のエントリでは、本の価格設定に関する話が書かれています。
Amazonでマンガを100円で出せなくなる? - CHINGE
書籍の出版/販売に関しては、他の業界と異なる商習慣となっていることもあり、
本の販売/売上や、著者が得られる収入に関するデータは、
なかなか得られなかったように思います。
また、基本的には出版社を通して本を出すしかないため、
どうしても出版社が優位な立場になってしまっていたと思います。
電子書籍はこのような状況に風穴を開ける存在だと感じています。
電子書籍の登場によって、
前述の鈴木みそさんのように、出版社を通さずに出版が可能になり、
著者が販売戦略を考え、価格設定を行うことができるようになったため、
著者が得られるメリットは非常に大きいと感じています。
このようなメリットは、今まで本を出してきた人だけでなく、
ブログを書いたり、pixivに絵をアップしたりしている全ての人が享受できます。
ブロガーのための電子書籍出版に関する本としては、以下の2冊をオススメします。
読んでみると分かると思いますが、出版に関するハードルは大きく下がっています。
ブログを書くことが容易になったのと同様に、
電子書籍の出版が手軽にできる時代はすぐそこに来ているように思います。
もちろん、出版物のクオリティの問題があるため、
出版社や編集の仕事が無くなるわけではないと思いますが、
その存在意義は大きく変わってくるのではないでしょうか。
ブログを書く楽しさがあるように、電子書籍を出す楽しみもあると思うので、
そのうち出版してみたいと思いました。
(出版するほどの内容が書けるかどうかにかかっていますが。。。)
文字の場合は、ブラウザよりもKindleの方が読みやすいので、
有名なブロガーは、皆さん出版してみると面白いと思います。
それでは。