自分が必要な金額を知る
人が生きて行く上で、何かしらの形で金銭や物品を手に入れることは、
避けては通れないことだと思います。
例外的に、親が子供に対して無償で金銭や物品を与えることはありますが、
多くの人が労働を通して対価として得ています。
基本的には、働けば働くほど、得られる金銭は多くなっていきますが、
いくら稼げば良いのか、ということを考えている人はあまり多くないと
感じています。
今自分がいくら稼ぎたいのか、そのお金を何に使うのか、
ということを明確にイメージできていると、
それを実現するための計画を立てることができると思います。
5年後までに年収1,000万円になりたい、と本気で考えた時に、
今の会社に居続けて、昇進すれば達成できるのか、
起業して2,000万程度の売上を実現すれば達成できるのか、
達成方法は自ずと決まってくるのではないでしょうか。
(本気で考える、というところがポイントです。)
僕が良くないと思うのは、お金はあればあるだけ良いのだから、
とにかくたくさん稼ぎたい、という考え方です。
青天井にお金を稼ごうとすると、
無用なリスクを取ってしまう可能性があると考えるからです。
例えば投資において、年利0.8%と年利5%の二種類の商品があった時に、
0.8%で増やしていくことで困らない人であれば、
わざわざ5%の商品を買う必要は無いと思います。
(どちらも元本保証がない前提です。)
年利5%の商品を買う時は、そのリスクを承知した上で、
どうしてもその利率で増やしていかなければいけない時だと僕は考えます。
安直に、たくさん儲かる可能性がある方が良いと考えるのは、
とても危険だと思います。
そういう意味で、自分がいくら欲しいのか、いくら稼ぐ必要があるのかを把握して、
仕事を選んだり、投資をしたりすることが重要だと考えています。
ただ沢山お金が欲しい、という思考の裏には、
様々なリスクが存在することを知っておくべきでしょう。
自分が必要な金額を見極め、
その金額をもっとも低リスクで得る方法を考えるようにするべきだと思います。
それでは。