orangeKid's blog

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就職活動の面接では何を質問するべきなのか

 

以下の記事の内容が素晴らしかったので、読んだ感想を書きます。

第六回採用面接で聞かれた質問が秀逸だった | 安達裕哉

 

まずは、上記のリンクを見てもらいたいのですが、

記事の前半部分では、採用面接で良く出る普通の質問について書かれています。

(もちろん、この場合の普通はつまらない、という意味です)

 

残業時間、平均年齢、社風などに関する質問は、

誰もが質問する、という意味で面白くない上に、

面接官にしても、聞いてどうするの?と思ってしまうため、

応募者にとって全く良い印象を与えない質問だと言えます。

 

 

一転、後半部分では、応募者が面接官に対して、

「何故、あなたはここで働いているのか?」という質問をぶつける話が

書いてあり、とても面白く読みました。

 

この話がなぜ面白いと感じるのかというと、

応募者が面接官を面接しているからだと思います。

 

本来、就職活動というのは、応募者が自分が働く会社を選ぶ場であり、

会社にお願いして入れてもらう場ではないと、僕は考えています。

 

そういう前提に立って就職活動を行うと、

質問の内容は自ずと面白いものになっていくのではないでしょうか。

 

また、自分が働きたい場所についても十分に調べておくべきで、

業界内でのその企業のポジションや、強み/弱み、競合他社の動向など、

基本的な情報を集めておくだけでも、面白い質問はできると思います。

 

 

僕は採用面接の経験は多くはありませんが、

「有名だから応募してみました」

「親族や知り合いに自慢できるので入社したいです」

「どこでもいいから働きたい」

という姿勢の応募者というのは、話し振りや質問の内容を聞けば、

すぐに分かってしまうものだと思います。

 

 

優秀な応募者は面接官自体にもかなりプレッシャーのかかる質問をしてくるので、

企業は彼らに対して素晴らしい回答をしなければいけない、という緊張が発生します。

 

昨今の就職活動を見ていると、

企業が応募者を一方的に選考する場である、という印象を受けますが、

その理由は、面接官が緊張するような質問をする応募者が

少ないからなのかもしれません。

 

応募者は面接官が回答に慎重になるようなシビアな質問を、

もっとしていくべきではないでしょうか。

 

そうすることで、結果的に企業も良い人材が選べますし、

応募者も自分に合った会社に入ることができるのだと思います。

 

それでは。

 

 

P.S.

日本の就職活動の異常さをコメディで描いている面白いアニメがあります。

 

見ていると馬鹿らしいことをやっているな、と思う反面、

このアニメで笑えない人は多いのかもしれません。

 


アニメーション「就活狂想曲」 - YouTube