「厳しさ」を勘違いしてはいけない
昨日、楽しく働く為に厳しさが必要と書いたのですが、
以下のエントリを読んで考えさせられました。
「社員を守る」とか言っちゃう経営者が守ってるのは社員じゃなくて会社 - 脱社畜ブログ
脱社畜ブログは切り口は面白く、いつも楽しく読ませていただいていますが、
その面白さはこのエントリでも健在でした(笑)
上記のエントリで書かれている通り、
「お前のためを思って負荷をかける」と言っている上司がいたら、
僕だって全力で逃げます。
「お前のため」という言葉ほど、恩着せがましく、ずるい言葉は無いと思います。
では、僕が昨日書いた仕事をする上での厳しさは何かというと、
本人のための厳しさではなく、良い成果を出すための厳しさであり、
厳しさの方向は人に向いているのではなく、仕事の内容に向いています。
仮に、仕事のクオリティが低かった時に、
「だからお前はダメなんだ、お前のためを思って怒っているんだ」と言う人は、
傲慢甚だしいと感じますし、そんな人の言うことは聞きたくないと思います。
一方で、
「これじゃダメだから、どうやったらクオリティが上がるか考えなさい」、
もしくは「それを一緒に考えよう」と言える人が良い上司ではないでしょうか。
仕事に対しては妥協しないけれど、個人に対するダメ出しはしない、
ということが大事だと考えます。
このような考え方だと、「会社や自分のために怒っている」のであり、
「お前のために怒っている」という言い方にはならないと思います。
指導される側に問題がある場合だけでなく、
指導する側にも問題があるため、職場に関する議論は難しいところです。
各個人や企業ごとに状況は全く異なるので一括りにはできませんが、
部下も上司も仕事の成果にフォーカスできていれば、
問題は起こりにくいのだと思います。
サボりたい部下とただ叱りたいだけの上司が一緒になれば、
口論になるのは目に見えていますよね。
出来る限り自分の周りを良い人達で固めて、
仕事の本質を理解していない人達を遠ざけるのが良いと思います。
それでは。
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