皆勤賞の是非について
皆勤賞という習慣について面白い記事を見つけたので、
それについて少し書いてみたいと思います。
休めない日本 根深い「皆勤」文化の弊害 - Togetterまとめ
本来の皆勤賞は、病気や事故に会うこと無く、
一年間、出勤や通学ができたことを祝い、喜ぶためのものだったようですが、
最近では皆勤賞を取るために休まない、という本末転倒な現象が起こっています。
以下のように、クラス全員皆勤賞のようなことをやっている学校もあるようです。
「クラス全員皆勤」は美談か? 「病気でも出席奨励」は違法でないか|弁護士ドットコムトピックス
皆勤賞については賛否両論あるとは思いますが、
個人的には、こういう同調圧力は良くないことだと考えています。
休む、休まないというのは個人の体調の問題ですし、
仮に37.5℃だった時に、それは休むに値するかどうかは、各個人が判断すれば良いと思います。
そのような状況になったときに、
自分が休むとクラス全員皆勤が達成できなくなる、というプレッシャーをかけることに、
どのような意味があるのでしょうか。
そもそも皆勤賞を目的にしてしまうこと自体が間違っていますが、
クラス全員に強制させるというのは、行き過ぎていると思います。
(おそらく先生は全員が自主的にやっていることだ、と主張するでしょうが。)
他国と比較して、日本は同調圧力をかけるのが好きな国だと思います。
しかし、全員が同じように行動することによって
失われてしまっている多様性や自主性の代償は大きいように思います。
上述の記事を読んだときにすごく嫌な気持ちになってしまったので、
ちょっと暗い記事になってしまいました。
それでは。