サボる理由とは?
会社の同僚とご飯を食べている時に、
仕事をしている中でなぜサボる人が出てくるのか、という話になりました。
改めて考えてみると、個人的に興味深い内容だったので、書いてみたいと思います。
なぜサボるのか。
あくまで僕の想像でしかありませんが、
その背景にある考えは、効率良く働いても給与が変わらないというものだと思います。
この「効率良く」という言葉が面白い点で、
別の観点から考えると、効率良く給与をもらっていると捉えることもできます。
企業の給与体系は各社様々だと思いますが、
週単位、月単位の生産性や仕事の効率性が、
ダイレクトに給与に反映される会社はほとんどないのではないでしょうか。
(年単位になると反映される場合があると思いますが)
頑張った先月とサボった今月で同じ給与がもらえるとなれば、
自分の行動を最適化した結果として、
サボるという選択をしても不思議ではないかもしれません。
もちろん、この考え方で決定的に欠けているのは長期的な視点で、
「極めて短期的なスパンの効率化を図っているだけで、
長期的には非効率化してしまっている」ということに気づけていません。
そういう意味では、「サボるな!」と檄を飛ばすよりも、
なぜサボるのか、というサボる目的を明確にする方が、効果が大きいのかもしれません。
「長期的に見て非効率化していて何が悪い」と言われてしまえばそれまでですが、
そういう人は遅かれ早かれ仕事を失ってしまうと思います。
また、自営業者やフリーランスの方は働いた分しか給与が得られないので、
サボるという概念自体が無い、というのも面白いと思いました。
このように考えてみると、
「サボること」と「企業に所属すること」が密接に関わっている気がしてきます。
もっと突き詰めて見た時に、面白い考察ができるかもしれないので、
またそのうち書きたいと思います。
それでは。