orangeKid's blog

考えていることを書いていきます/ツイッターもやってます(@orangeKidGreat)

人に伝わる熱量は投入した熱量に比例する

 

仕事でもブログでもそうですが、人に何かを伝えようと考えた時に、

プレゼンテーションやスピーチ、ブログ等、様々な方法を使うと思います。

 

それぞれの手法に作法やテクニックがあり、

そのようなノウハウ本もたくさん出ていますが、

一番大事なことは

「手間や労力を惜しまないこと」

「情熱・熱量を投入すること」

だと思っています。

 

当然ですが、こちらの投入した熱量の全てが相手に伝わるわけではありませんが

(相手に伝わる熱量は体感的には30ー50%くらい)、

投入した熱量に比例して、伝わる熱量は増えるものだと考えています。

 

テクニック等で伝わる量が増えることは否定しませんが、

やはり熱量の影響が一番大きいのでは無いでしょうか。

 

 

何故、こんなことを考えたかというと、

先日、近江八幡にあるBorderless Art Museum NO-MAを訪問し、

アール・ブリュット作品に触れたことがきっかけです。

 

アール・ブリュット作品とは、

「既存の美術や文化潮流とは無縁の文脈によって制作された芸術作品」のことで、

NO-MAでは、特に、障害者によるアート作品を展示しています。

アール・ブリュットとは|ローザンヌ アール・ブリュット・コレクションと日本のアウトサイダー・アート |アール・ブリュット/交差する魂

 

www.nippon-foundation.or.jp

 

作品を見て驚いたのは、そこに込められている圧倒的な熱量で、

製作者の方がいかに集中して作品を作ったのか、ということがストレートに伝わって来ました。

 

どの作品も非常にクオリティが高く、

障害者と健常者には何の違いもないことを実感しました。

 

NO-MAのコンセプトにも書かれている通り、この美術館では

障害者と健常者に限らず、様々なボーダーを超えることを試みていますが、

その試みは見事に成功していると思います。

 

作品を通じて、

ここまでの熱量を投入しているものが自分にあるのか、

また、仕事にどれだけの熱量を投入できているのか、ということを、

考えざるを得ませんでした。

 

素晴らしい作品を作った製作者に負けないよう、改めて頑張ろうと思えました。

 

皆様も近江八幡に行く機会がありましたら、

是非、お立ち寄り下さい。

 

 

それでは。

 

 

アール・ブリュット・ジャポネ

アール・ブリュット・ジャポネ

 
アウトサイダー・アートの世界―東と西のアール・ブリュット

アウトサイダー・アートの世界―東と西のアール・ブリュット

 
評伝ジャン・デュビュッフェ アール・ブリュットの探求者

評伝ジャン・デュビュッフェ アール・ブリュットの探求者

 

 

お金を手段にする人/目的にする人

 

今回はお金に関する話です。

 

昨今、クラウドファンディングが浸透して来て、

個人や企業だけでなく、市町村レベルでの取り組みも盛り上がっております。

 

直近だと、大分県別府市の”湯〜園地”プロジェクトが記憶に新しいところです。

 

camp-fire.jp

 

 

こういったプロジェクトを見ていると、

お金を集める選択肢が増えたことで、

自分の(手持ちの)リソースが無くても

やりたかったことが実現できる良い時代になったな、と思うと同時に、

ますますお金に対する考え方や使い方に差が出るな、と感じています。

 

 

お金を手段として考えられる人は、

その金を使って新しい価値(商品、サービス、体験 etc...)を生み出し、

結果として更にお金が集まる、という好循環に入ることができます。

 

今までは企業や会社を通じて、このような好循環が生み出されていましたが、

昨今では個人や地方自治体でも生み出すことができるようになりました。

 

 

一方、お金を目的にしている人、もしくは消費することしかできない人は、

上述のような良い循環を作ることができず、

仕事などの対価として得たお金を、サービスと交換して終わってしまいます。

 

使ったら無くなる、無くなるからまた稼ぐ、というようなお金の使い方は、

発展性に乏しく、(ある意味では)負の循環になっているように感じます。

 

もちろん、「消費をする=誰かのリソースになる」ということなので、

社会全体としてはお金の流れが止まってしまっているわけではありませんが、

新しい価値を生むという観点でみると、好循環とは言い難いと思います。

 

 

これからは、「お金を使って新しい価値を生む」ということを、

個人レベルでも意識する必要があると考えていて、

新しい価値を生み出さないことには個人としても社会としても、

豊かになっていかないだろうと思います。(当然と言えば当然ですが)

 

最近、我々が利用している製品やサービスの多くは、海外製のものになっており、

日本発信のプロダクトやサービスは少ないように感じています。

(すぐに思いつく日本発のプロダクトは自動車とかゲーム機ですかね。)

  

ただ、最近ではソニーが面白いコンセプト製品を打ち出していたり、

観光等のサービス業においても日本の存在感が高まっているので、

新しい価値を生み出す余地はたくさん残されていると思います。

 

 

個人、企業、国家と、様々なレイヤーで価値を生むことを意識し、

継続的に新しいサービスを市場に投入していくことが重要だと考えています。

 

お金に対する考え方についても、今一度ちゃんと考えてみて、

新しい価値・サービスに繋がるような稼ぎ方・使い方をしたいものです。

 

ちょっとまとまりの無いエントリになってしまいましたが、この辺で。

 

それでは。 

 

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

 
「社会を変える」お金の使い方――投票としての寄付 投資としての寄付

「社会を変える」お金の使い方――投票としての寄付 投資としての寄付

 

 

自分を信じること、自分に期待すること

 

今年も残り1ヶ月となりました。

 

私は今年の年初に3つの目標を立てたのですが、

現時点で2つは達成できたものの、1つは達成できていません。

 

というのも、達成できなかった1つというのがブログの更新なので、

今年は目標達成には程遠い結果となっています。

(残りの2つは貯金と読書でした)

 

罪滅ぼしという訳ではないですが、

書ける時に書こうということで書いていきます(笑)

 

 

目標達成ができなかったという報告の後で書くのも変ですが、

今年一年を振り返ってみて、改めて、

自分を信じること、自分に期待することが大事だと思いました。

 

何かしら自分に期待することがあり、

自分がその期待を実現できると信じているからこそ、

目標や計画を立てるのだと思います。

 

もちろん、結果として達成できないケースもありますが、

その理由を考える必要はあるものの、

達成できなかったこと自体をそこまでネガティブに捉える必要は無く、

むしろ「目標を立てる」ということに大きな価値があると考えています。

 

 

様々なアンケート(探す)を見ると分かる通り、

日本人は基本的に控えめで内省的な性格の人が多く、

できたことよりもできなかったこと、

成功よりも失敗に目を向けてしまう傾向があるように思いますが、

今後、日本からイノベーションを起こすためには、

目線を逆にしないといけないと思います。

  

なので、来年はもっと大きな目標を立てて、

それを達成するための努力をしたいと考えていますが、

来年からと言わず、まずは今年の残り1ヶ月間、ブログの更新を頑張ります!

 

それでは。

 

 

投資の話/最近の読書

 

ゴールデンウィーク前後から非常に忙しくなってしまい、

ついついブログの更新を怠ってしまいました。

 

以下、いくつかのトピックについて書いていきます。

 

 

投資について

 

この前、友人とご飯を食べている時に、投資の話になりました。

 

その中で、意外とみんなが投資について知識を持っておらず、

興味はあるけど、どうしたら良いか分からないという話になりました。

 

その話を聞いて、

自分が持っている知識について書いてみると面白いかも、

と思ったので、大した知識は持っていませんが、

勉強も兼ねて、少しづつ書いてみようかな、と思いました。

(投資歴は12〜13年程度なので、本当に大したことはないです 笑)

 

 

最近読んだ本

 

最近読んだ本は以下。

 

悪童日記がダントツで面白かったけど、

その他はあんまり面白い本に出会ってないですね。。。

 

 

悪童日記

悪童日記

 

 

ここ最近読んだ中で圧倒的に面白かったです。

一話あたり5〜6ページ前後で完結していて、少しずつ話が進んでいくスタイルですが、

どんどん読んでしまいました。

内容は少し過激なので、耐性の無い人はつらいかもしれません。

 

大人の読み物として是非!

 

 

 

以下の3つは大して面白くなかったので、あまりオススメしません 笑

3つの中ではポートランド・メイカーズがまあまあという感じですかね。

 

ポートランド・メイカーズ クリエイティブコミュニティのつくり方

ポートランド・メイカーズ クリエイティブコミュニティのつくり方

  • 作者: 山崎満広,ジョン・ジェイ,南トーマス哲也,田村なを子,富田ケン,マーク・ステル,リック・タロジー
  • 出版社/メーカー: 学芸出版社
  • 発売日: 2017/04/29
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精神科医が教える集中力のレッスン

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中途半端な感じではありますが、今日はこの辺で。。。

 

それでは。 

 

読書(4月第2週)

 

こんにちは。

 

先週読んだ本のメモです。

 

なんだか淡々と書いてしまっていて、退屈な感じに見えるかもしれませんが、

毎日楽しく生きています(笑)

 

 

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

 
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

 

 

今更ですが騎士団長殺しを読みました。

先の展開が気になって、グイグイ読ませる感じは流石です。

羊をめぐる冒険」や「ダンスダンスダンス」のような古き良き村上春樹とは

雰囲気がかなり異なりますが(当然だ)、やはり面白いです。

 

 

 

一葉舟 (角川ソフィア文庫)

一葉舟 (角川ソフィア文庫)

 

 

岡潔さんは私のすごく好きな数学者で、定期的に彼の本を読んでいます。

岡さんの本は、数学にも触れているものの、

精神や考え方について書かれているものがとても多いです。

基本的には仏教が根底にあり、その上で日本人のものの考え方を分析しています。

 

 

 

 

先日、出張で京都に行ったので、時間を作って恵文社さんに寄った時に買った一冊。

 

著者の方のことは存じあげなかったのですが、

古本にまつわる色々が書かれていて、楽しく読めました。

本好きの方は是非。

 

 

 

わたしの小さな古本屋 (ちくま文庫)

わたしの小さな古本屋 (ちくま文庫)

 

 

こちらも上の一冊と同時に恵文社で購入した本。

去年、倉敷にある蟲文庫さんを訪れていたので、気になって買いました。

古本屋は儲かるからやるものではなく、本が好きだからやるんだ、

ということを改めて実感。

 

古本屋も含め、街から本屋がなくなっていく現状は寂しいですね。

売れ筋の本ばかり置いている本屋はなくなっても仕方ないかもしれませんが、

店主にこだわりがある、魅力的な品揃えの本屋さんはやっぱり残って欲しいです。

 

 

それでは。

 

読書(4月第1週)

 

こんにちは。

 

先週読んだ本について書いておきます。

エントリを書く速度を重視して、今回からメモ書きになっております。

 

  

文脈力こそが知性である (角川新書)

文脈力こそが知性である (角川新書)

 

 

単に知識があるだけでは意味が無いよね、という本。

知識の使い方や文脈を理解する方法について書かれています。

 

 

・「知的である」ということは大きく2つ

1. ものを繋げる能力

→ 共通点や類似点を見つけて、関連したものを繋げる

→ 繋げるためにはインプットが大事

→ 引き出しが多いほど繋ぎやすくなる

 

2. 文脈を理解する能力

→ その場にふさわしい話題を選べる能力

→ 知識があっても、その場に合った話ができなければ意味がない

 

ヒッグス粒子

・我、事において後悔せず

パンとサーカス

白居易

・学べば則ち固ならず

勧進帳

 

 

 

 

 

池上さんによる定番解説本です。

理系の私にとっては、歴史を俯瞰する機会がなかなか無く(海外は特に)、

とても面白く読みました。

米国、欧州、アジアの歴史を中心に、社会情勢や経済にも触れられています。

 

 

 

 

 

機械及び人工知能に関する技術発展とそれによる社会・経済の変化について解説した本。

特に真新しい情報があるわけではありませんが、

関連した情報がまとめられていて良かったです。

 

 

・機械化による失業の歴史

→ 1930年にケインズが技術的失業について既に言及

 

ディフュージョン(技術や新製品の拡散)の速度がどんどん加速している

 

・アーサー C クラーク

→ 十分に発達したテクノロジーは魔法と見分けがつかない

 

・AI技術発展の壁は「言語の壁」

 

・AIが目的から外れた行為を思いつくかどうか

→ 人間には欲望と目的(行為)の結びつきがある

→ AIが欲望を持つかどうか

→ 身体と欲求

 

 

 

おそらく今後もこんな感じで書くと思います。

それでは。

 

メンターを見つけよう

 

今日から新年度の仕事が始まる人が多いと思います。

 

個人的な目標は元日に立てることにしているのですが、

仕事や事業の目標は年度始めの方が立てやすい気がしています。

 

「目標」と言っても、自分の立場で達成しなければいけない事業上の数字もあれば、

自分がビジネスパーソンとして成長するために必要なスキルもありますよね。

 

今日は自分が成長する手段として「メンターを見つける」という話をします。

 

 

ちなみに、「メンター」という言葉は、正確には「指導する人」という意味合いが強く、

メンターとメンティー(指導される人)の双方向のコミュニケーションによって、

メンティーの成長を促すケースが多いと思います。

 

今回は「目標となる人」「学べる点を多く持っている人」という意味で使っているので、

双方子ではなく、一方的な関係としての「メンター」について書いています。

(そういう意味ではメンターという言葉の使い方が正確ではないかも。)

 

 

まずは自分の話から。

  

私が社会人になってから約10年が経過していますが、

その10年間の中で、自分が得意なこと、苦手なことについて、

まあまあ理解できていると思っています。

 

仕事をしていると、得意なことは人から褒められる機会が多く、

自分でも進んでスキルを伸ばしていこうと思うことができるので、

特に意識しなくても、次第に向上するものだと考えています。

(向上していると思いたい、というのもあります 笑)

 

一方、苦手なことは、人から怒られることはあっても褒められることは少なく、

仕事をする時にも意識的(もしくは無意識的)に避けてしまうので、

気づきを得られる場面が少なくなってしまい、向上させづらいものだと思います。

 

 

苦手なことを克服する良い方法の一つとして、

「自分が苦手なことを得意としている人を見つけて真似をする」という方法があります。

 

もちろん、その人がなぜ上手くできるのかを考える上では、

その人のキャラクターや立場・役職も無視できない要素なので、

そのまま自分に適用しても上手くいかない場合はあると思います。

 

しかし、上手くできている何かしらの理由があるのも事実なので、

その人を観察して、良い要素を取り入れる、という姿勢が大切だと考えています。

 

どのように仕事に取り組んでいるのか、どのように周りを巻き込んでいるのか、

誰と話をしてから動いているのか、過去にどのような経験をしてきているのか、等、

その人を観察したり、直接話を聞いたりして、

その人がどのようにその能力を伸ばしてきたのかを知ることは、

自分がその能力を伸ばす上でとても参考になると思います。

 

まずは、自分に不足している、もしくは伸ばしたい能力を明確にして、

その後に自分がメンターとする人を決めて、真似をするのが良いでしょう。

 

 

 

今の私には2人のメンターが居て、1人は5つ年下、もう1人は5つ年上です。

(相手は私がメンターにしていることを知らないと思いますが。)

 

年下のメンターは圧倒的に頭が良く、膨大な仕事量をこなしていて、

仕事に向かう時の集中力や、俯瞰して仕事をする能力を参考にしています。

 

年上のメンターは仕事を計画的に進めることに優れているので、

会議を設定するときの段取りが上手かったり、

納期とクオリティを確実に達成する計画性がある点を参考にしています。

 

このように自分が持っていない能力やスキルを獲得するには、

その能力に優れている人を真似してしまうのが一番早いと考えています。

 

また、どんな人であっても、必ず自分より優れた点を持っているので、

そういう意味では全員をメンターにして、学ぶことができるとも考えています。

 

自分の周りにいる人は、色々な巡り合わせの上で一緒にいるわけなので、

全員を貴重なメンターとして、自分を向上させていきたいと思います。

 

今年度の目標を立てる上で参考にしてもらえればと幸いです。

 

それでは。

 

 

「社内メンター」が会社を変える―部下の本気とやる気を引き出し、売上げを伸ばす (DO BOOKS)

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人生を変えるメンターと出会う法~自分の磨き方、高め方~

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