orangeKid's blog

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人が成長するための3つのステップ

 

私が新しい環境(職場)に移ってから約1年半が経過したのですが、
やっと自分の仕事のリズムやスタイルが固まってきました。
 
4月から会社に入った新人や転職された方は、
まだまだ新しい環境に慣れないことが多いと思います。
 
今回のエントリでは、自分の1年間半を振り返った時に見えてきた
「人が成長するための3つのステップ」について書きます。
 
 
私が考えている3つのステップは以下です。
1. 適応
2. 安定
3. 挑戦
 
 
1. 適応
このステップは新入社員や新しい部署に移動した時を指します。
新しい環境に移った時には、基本的には0からのスタートになるので、
正しく仕事を覚えたり、処理していくことが求められます。
 
この段階は一番怒られる時期だと思いますが、
それはそういうものだと思って頑張りましょう(笑)
 
怒られたり、注意されるのは当然なので、
指摘された点を直すことに集中することが大切だと思います。
 
このステップに要する時間は、
人や職種にもよりますが、半年〜1年だと考えています。
 
この期間が終わると、通常の業務は一人でこなせるようになると思います。
そうなったら次のステップです。
 
 
2. 安定
1のステップを越えると、
日常的な業務を処理する上ではほとんど問題がなく、
徐々にイレギュラーにも対応できるようになります。
 
周りから期待されていることをストレスなくこなせるので、
ある意味では最も平和なステップだと思います。
 
一見、何の問題もないステップに見えるのですが、
人が最も成長しないステップでもあります。
 
部署移動が無ければ延々とこのステップに留まり続けられますが、
長期に渡って留まり続けることは大きな問題です。
 
成長するためには意識的に次のステップに移る必要があります。
 
 
3. 挑戦
社会人として成長するためのステップです。
 
安定した環境から脱却するために、
今まで担当していなかった業務に目を向けてみたり、
積極的に他の事業に関わって、チャレンジするステップになります。
 
自分が出来るかどうか分からないことにも取り組むので、
当然、上手くできないケースが出てきます。
 
ここで思い出して欲しいのは、
このステップは1. 適応と似ているということです。
 
極端なことを言えば、
新しいことを初める時には新人に戻ったつもりで取り組むのが良いと思っています。
 
もちろん、今までの経験が活用できる場面も多いとは思いますが、
逆にその経験に縛られてしまい、
新しい環境に適応しづらくなってしまう可能性があります。
 
新しい環境に来たからにはその場所のルールや決まりを受け入れて、
その上で今までの経験を活かすことが求められます。
 
あとは1のステップと同じように、
できるだけ早く一人で業務をこなせるようになれば完璧です。
 
 
 
上記の1〜3のステップを繰り返していくことで
仕事をする能力を高めることができるため、社内の部署移動だけでなく、
将来的には業界内での転職や異なった業種への転職も可能になると思います。
 
昨今の社会状況を考えると、一社で定年退職を迎える可能性は低いので、
他社や他業界に移る能力の重要性は増しています。
 
様々な場面でこれらのステップを意識して、
自分の能力やスキルを高めて行くことが必要だと考えています。
 
それでは。
 

 

採用基準

採用基準

 
働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」

働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」

 

 

 

 
 
 

【書籍】4/4〜10の読書まとめ

 

こんにちは。

 

先週読んだ本について、備忘録的にまとめておきます。

皆様の本選びの参考にしてもらえると嬉しいです!

 

主観的な指標ですがオススメ度として★をつけてみました。

★★★★★ 絶対に読むべき

★★★★  面白い

★★★   可も無く不可も無く

★★    あまり面白く無い(立ち読み程度で良い)

★     つまらない(手に取る必要なし)

 

あくまで主観的な判断なので、怒らないで下さい(笑)

 

 

物欲なき世界

物欲なき世界

 

オススメ度:★★★★

 

最近の風潮である「物を持たない」ということについて、

ファッション業界の事例などを取り上げて分析した本です。

 

自分の生活を考えてみても、「物を買う」という行為よりも、

旅行や食事といった「経験」にお金を払っている比率が高まっている気がします。

 

もちろん「経験」にお金を払うことも、広義には「物を買う」ことではありますが、

今までの資本主義社会が前提としていた「大量生産・大量消費」といった文脈からは離れていっていると思います。

 

この本によると、こういった傾向は日本だけでは無く、世界的に見られるとのことなので、今後の社会の在り方を考える上で参考になると思います。

 

 

 

保育園義務教育化

保育園義務教育化

 

オススメ度:★★★

 

日本の子育て環境や少子高齢化について分析・提案している本です。

 

個人的には、日本人が「母親」という存在に対して過剰な期待を寄せており、

それがプレッシャーとなって息苦しさを生んでいる気がします。

 

母親の在り方に対する多様性を認めていかないと子育てをしやすい社会にはならないと思いますが、頑なに母親の理想を押し付ける人が結構多い気がするので前途多難ですね。。。

 

 

 

賭博 1 (ものと人間の文化史 40-1)

賭博 1 (ものと人間の文化史 40-1)

 

オススメ度:★★★★★

 

野球選手やバドミントン選手の違法賭博が問題になっていることもあり、

賭博についてしっかり考えてみたいと思っていたところ、この本に出会いました。

 

日本の歴史における賭博の位置付けや、世界各国での事例を取り上げており、

非常に読み応えのある一冊でした。

 

この本を読むと、賭博の本質は人間らしさと密接に関わっており、

古くはローマ帝国から現代のカジノまで形を変えて脈々と受け継がれていることが良く分かります。

(本文中に出てくる「動物は賭け事ができない」という記述に納得)

 

全部で3巻ありますが、まずは1巻を読んでみると良いと思います。

 

 

 

シャープ崩壊 ―名門企業を壊したのは誰か

シャープ崩壊 ―名門企業を壊したのは誰か

 

オススメ度:★★★

 

シャープ社内のお家騒動をまとめた本です。

 

定量的なデータに基づいた分析というよりは、ドロドロの人間関係を描いた昼ドラ的な内容なので、個人的にはそこまで面白くありませんでした。

 

読めば分かることですが、シャープ役員はあまりにも視点が内向きであり、

グローバルな視点や会社の未来といったマクロな考え方が出来ていなかったことが一番の問題であるように思います。

 

シャープと日本が重なって見える部分が多い気がするという点で他人事では無い気がしますが。。。

 

 

 

本を読む人だけが手にするもの

本を読む人だけが手にするもの

 

オススメ度:★

 

本を読まない人が多いというデータを紹介しつつ、

本を読んだ方が良いとオススメする本です。

 

が、そもそもこの本を読んでいる時点で本を読む習慣がある人だと思いますし、そういう人にとっては何を今更という感じの内容が多いです。

 

「本を読んだ方が良い」ということを「本を使って伝える」というのは、

意味が無い気がします。。。

 

この本の最後にあるオススメ本のまとめは参考になると思います(笑)

 

 

 

終末のフール (集英社文庫)

終末のフール (集英社文庫)

 

オススメ度:★★★

 

「3年後に隕石が地球に衝突する」という世界で、

そこに生きる人々の過ごし方をオムニバス形式で描いた作品です。

 

突拍子も無い設定ではありますが、そこで生きる人々の生活はリアリティを感じさせます。個人的にはボクサーの章が良かったです。

 

 

 

オススメ度:★★★

 

村上龍と経済人の対談形式の本。

 

経済人はバラエティーに富んでおり、サービス業、アパレル、エネルギーと多岐に渡ります。

 

内容は面白いのですが、口語調で書かれた文章を読むのが苦手なので、

Podcast等で配信されるとありがたいなと思いました。

 

 

 

とりあえず、先週はこんな感じでした。

今週読んだ本についてまた書きますね。

 

それでは。

 

 

P.S.

ブログの書き方を変えて行こうと思っています。

 

まとまったトピックで書こうとすると、どうしても構えてしまい、

書くのに時間が掛かってしまったり、億劫になってしまうので、

もっと気軽に、駄文も気にせず書いていこうと思いました。

(今までのエントリも駄文じゃないかと言われると耳が痛いですが)

 

 

 

 

【書籍】 成功する人たちの起業術 はじめの一歩を踏み出そう

年末年始を使ってまとめて本を読んだので、ちょっとずつ書いていきます。

まずは1冊目です。 

 

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

 

 

既に何度も読み返している本ですが、今回再読しました。

この本で最も勉強になったことは、起業家が有する以下の3つの人格に関する記述です。

 

① 起業家:変化を好む理想主義者

→ 将来のビジョンを持ち、周囲の人たちを巻き込みながら、

  変化を引き起こそうとする人物

 

② マネージャー:管理が得意な現実主義者

→ 管理が得意な実務家。

  起業家が変化を好むのに対し、マネージャーは変化を嫌う。

  起業家はチャンスを探す一方で、マネージャーは問題点を探そうとする。

 

③ 職人:手に職を持った個人主義

→ 自分で手を動かすことが大好きな人間。

  信条は「きちんとやりたければ、人に任せず自分でやりなさい」

 

この3つの人格のバランスを取ることによって、

事業を発展させることが可能になります。

(もちろんそのバランスは事業のフェーズによって異なりますが)

 

また、以下のようなアドバイスも勉強になります。

 ・事業は小さく始めること

 ・事業の試作モデルを作ること

 ・顧客の意見から学ぶこと

 ・ハードシステム(電話機、PC等)/ソフトシステム(業務マニュアル等)

 /情報システム(会計、在庫管理等)を整えること

 

既に起業している人からすると当然だと思われる内容が多いとは思いますが、

これから起業しようとしている人にとっては良いシミュレーションになります。

 

読んだことの無い人は是非読んでみてください。

それでは。

明けましておめでとうございます!

明けましておめでとうございます。

今年も何卒宜しくお願いします:)

 

とりあえず新年の挨拶です(笑)

 

昨年は結局ブログを書き続けることができなかったので、

今年こそは継続的にアップし続けたいと思います!

 

それでは。

久々のエントリです

 

ご無沙汰しております。

 

時間的にも精神的にもブログを書く余裕が無く、

前回のエントリから4ヶ月も間が空いてしまいました。

 

過去のエントリの間隔を見ていると、

2ヶ月くらいで力尽きて休載(笑)してしまうようなので、

今回は3ヶ月以上、継続的に書くことを目標にしたいと思います。

 

最近読んだ本は以下のような本を読んでました。 

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

 
敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか

敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか

 
貧困の終焉―2025年までに世界を変える

貧困の終焉―2025年までに世界を変える

 

 

中でも敗者のゲームは面白かったです。

既に投資をしている人も、これから投資をしようと思っている人も

勉強になると思いますので、オススメです。

 

 

 

あと、少し前のニュースになりますが、

任天堂の岩田さんがお亡くなりになったのは、凄く驚きました。

 

病気を抱えていらっしゃったことは知っていましたが、

元気に仕事はこなされていた様子だったので、

ニュースを知った時は信じられませんでした。

 

ニュースの後に任天堂関連の本やコラムを読み漁っていますが、

改めて岩田さんの功績の大きさを思い知らされています。

 

特にWiiによってゲーム機のスペック競争から抜け出し、

テレビゲームが持っている本質的な楽しさをユーザに思い出させたことは、

高く評価されるべきだと思います。(既に評価はされていますが)

  

こんなに落ち込んだのはスティーブ・ジョブズが他界した時以来で、

本当に希有な方を失ってしまったと感じました。

 

これからの任天堂は大変だと思いますが、応援して行きたいと思います。

 

 

まとまりの無いエントリですが、今日はこの辺で。

それでは。

 

自分が正しいと信じることができれば判断に迷わずに行動できる

 

仕事でもプライベートでも、

日常的に何かしらの判断をしなければいけない場面は多いですが、

自分の判断が正しかどうか、イマイチ自信が持てないことがあると思います。

 

判断に迷うときというのは、

仮にAとBがあった時に、どちらにもメリット・デメリットがあり、

一概にどちらが正しいかを決められない時だと思いますが、

結局、その判断が正しいかどうかは客観的に判断できないことが多い気がしています。

 

客観的に正しいかどうかはむしろ副次的なものでしかなく、

自分が胸を張って、「正しい判断をした」と言えることが重要なのではないでしょうか。

 

 

昨今、いじめに関するニュースが報じられていましたが、

僕がいじめにあっている状況だったら、「逃げる」と考えると思います。

 

おそらく、周りの人は、「逃げるな」だの「それはいじめではない」だの、

色々な意見を言うと思いますし、

もしかしたらそちらの意見が正しいのかもしれませんが、

自分にとっての正しさ(自分がいじめに遭っていて、逃げた方が良いと考えること)に

自信を持って行動することが重要でしょう。

 

 

別の例で言えば、目の前で人が転んで鞄の中身が路上に散乱してしまった時に、

拾ってあげるかどうかを迷う人はほとんどいないと思います。

おそらく自信を持って、助けてあげることができるでしょう。

 

もしそのことについて他人に何かを言われたとしても、

「自分は正しいことをしている」と主張できるはずです。

 

 

仕事でも同じことが言えると考えていて、

うまく行くかどうかは結果論でしか語れない部分があると思いますが、

そのような中では、その判断や行動に対して、自分が自信を持てるかどうか、

自信を持つ根拠となる判断基準を持っているかどうかが、大切だと思っています。

 

おそらく、自分の判断に自信がないから、

上司に意見を聞いてみたり、ビジネス書に答えを求めたりしてしまうのでしょう。

 

上司や本に頼っている内は、

まだまだ自分の中の判断軸が形成できていないということです。

 

日々、自分の行動や仕事ぶりを振り返って、

自信を持って判断することができているかを考えてみてください。

 

今年度から社会人になった方にも、

一刻も早く、自分の判断軸を作って頂きたいと思います!

 

それでは。

 

 

絶対ブレない「軸」のつくり方

絶対ブレない「軸」のつくり方

 

 

最近読んだ本

 

最近読んだ本について、メモを残しておきます。

 

マーケット感覚を身につけよう

マーケット感覚を身につけよう

 

ちきりんさんらしい切り口で書かれていてとても面白かったです。

 

マーケットやマーケティングというと、個別の製品のことを考えてしまいがちですが、

個人のスキルや才能においてもマーケット感覚が重要です。

 

業種や業界が将来どのように変化するのか、

その中で価値のあるスキルとは何なのかを考えないと、

自分を高く評価してもらうことは難しいですよね。

 

直近の歴史を考えてみても、

花形産業は繊維→鉄鋼→自動車→金融→ITとどんどん変化しており、

当時、価値があると思った資格やスキルが、10年経つと価値を失う場合があります。

 

スキルを身につけるために努力することは重要ですが、

その努力の方向を間違えると、頑張った割に報われなくなってしまいます。

 

そういう事態を避けるために、市場の変化を察知する能力を身につけましょう、

という啓蒙書でした。

 

「価値ある能力に気づく能力」 という言葉が出てくるのですが、

この本で言いたいことを端的に表現している良い言葉だと思いました。

 

 

仕事に効く 教養としての「世界史」

仕事に効く 教養としての「世界史」

 

ライフネット生命の出口さんの歴史本です。

まだ読み終わっていないのですが、少し読んだだけでも面白さを感じられる良書です。

 

本書は日本史と世界史を分けて考えることができるのか、

という問いかけから始まりますが、

少なくとも僕が学校で習った日本史は世界と独立した形で説明されていました。

 

しかしながら、大人になってから考えれば当然のことですが、

日本が世界の一部である以上、日本だけで完結する歴史なんてあるはずがありません。

 

例えば、鉄砲伝来についても、

日本史では、漂着したポルトガル人が鉄砲を持っていた、という説明を受けますが、

世界の大きな流れから考えると、キリスト教を広めたいというイエズス会の思惑や、

鉄砲を発端に様々な物品を売り込みたいという近隣諸国の意図があり、

偶然、ポルトガル人が日本に持ち込んだ、という理解では不十分であることが分かります。

 

このように、歴史には必然性があると同時に、

誰がどのような意図で書物等に記したのか、ということまで考えると、

歴史は本当に面白いな、と思いました。

 

グローバルにビジネスを展開していく中では、

それぞれの国の歴史を知っているだけでアドバンテージになる場合も多くあると思うので、

日本との繋がりも含めて、改めて勉強し直してみると良いのではないでしょうか。

 

 

マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか

マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか

 

いわゆるコンサルの思考法に関する本です。

 

タイトルには「ノートに何を書いているのか」とありますが、

そこまでノートの書き方に触れているわけではなく、

課題の整理方法等について書かれている本です。

 

この手の本を何冊か読んだことがある人だったら知っている内容ばかりなので、

新しい内容は期待しない方が良いです。

(少なくとも僕にとっては真新しい内容はありませんでした。。。)

 

 

前回のエントリからだいぶ時間が空いてしまいましたが、

少しずつブログを書く感覚を取り戻したいなと思います。

 

それでは。